- 猫がトイレ以外でおしっこをしてしまう主な原因
- 飼い主が試せる具体的な改善策
- 尿問題が続く場合の対応方法
猫が突然トイレ以外でおしっこをするようになると、飼い主としては困惑してしまいますよね。
我が家のニャンズも、突然カーペットで粗相をするようになった時が一時期あって本当に悩みました。しかし、猫のこのような行動には必ず理由があり、その背景を理解すれば解決策を見つけることができます。
記事では、猫がトイレ以外でおしっこをする理由や、それに対処するための具体的な方法を飼い主の目線でご紹介します。記事内容があなたと愛猫のストレスを軽減する手助けになれば幸いです。
猫がトイレ以外でおしっこをしてしまう主な理由

1. 健康上の問題
猫がトイレ以外で尿をする最も深刻な原因の一つが、健康上の問題です。
膀胱炎や尿路結石、腎臓病などの尿路関連の疾患は、猫の排尿に影響を与え、痛みや違和感を伴うため、トイレ以外でおしっこをしてしまうことがあります。このような場合、獣医師の診断を受け、適切な治療を行うことが大切です。
健康チェックポイント
- 頻繁にトイレに行く
- 排尿時に鳴く
- 血尿が見られる
- 水を異常に多く飲む
2. ストレスや環境の変化
猫は非常にデリケートな動物で、環境の変化やストレスに敏感に反応します。新しいペットが家に来たり、引っ越しなどで住環境が変わった場合、猫がストレスを感じてトイレ以外で尿をすることがあります。
また、トイレ自体が猫にとって不快に感じられる場合もあります。例えば、トイレの場所が騒がしい場所にある、清掃が不十分であるなどが原因です。猫は清潔好きな動物なので、トイレの清潔さは特に重要です。
トイレの改善点
- できるだけ静かで落ち着いた場所にトイレを置く
- 定期的な清掃を徹底する
- 複数匹飼っている場合はトイレの数を増やす(猫の数+1が理想とよく言われています)
3. マーキング行為
未去勢のオス猫では、マーキング行為としてトイレ以外でおしっこをすることは習性の一種です。
これは、縄張りを主張したり、他の猫に自分の存在を示すための行為です。去勢手術を行うことで、マーキングは大幅に減少しますが、完全に消えるわけではありません。
また、メス猫でもストレスが原因となって、マーキングを行うこともあります。
マーキングを防ぐためにできること
- 去勢や避妊手術を行う
- マーキング行為が見られた場所を徹底的に掃除する(匂いを残すと再びその場所でマーキングする可能性が高いです)
- ストレスの原因を減らすため、環境を整える
- 家のすぐ周りに野良猫が徘徊していないか確認(匂いが入ってきやすい場所は、野良猫のマーキングに反応することもあり)
4. トイレの選好性
猫は非常にこだわりが強い動物です。トイレの形状、猫砂の種類、場所など、少しでも不満があれば、トイレ以外でおしっこをする可能性があります。
特にトイレの砂が合わない場合、足に触れる感覚が嫌で他の場所で排尿することもあるので、複数の種類の砂を試してみて、猫が最も好むものを見つけるのも一つの方法です。
我が家のノルも迎え入れた当初何回かですが、トイレの外でおしっこをしてしまうことがありました。我が家の場合は、猫砂が気に入らなかったみたいで、木製の猫砂に変更してみたらすんなり解決しました。
トイレ選びのコツ
- 体に合わせて猫が快適に使える大きさのトイレを選ぶ
- 猫砂の種類を試して、好みのものを見つける
- トイレの場所は静かで落ち着ける場所を選ぶ

あの時はまだ幼くてイケイケだった時のことだから多めに見るにゃん!

そうだね、まだジジは小さかったし、猫の生態についてもよくわからなかったから、勉強になったよ
猫がトイレ以外でおしっこをした際の具体的な対応策

1. 獣医師に相談する
まず、猫がトイレ以外でおしっこをするようになった場合、まず考えるべきは健康上の問題です。
特に、急にこの行動が見られるようになった場合、早めに獣医師に相談し、適切な診断を受けましょう。膀胱炎や尿路結石などの早期発見は、猫の健康を守るためにも非常に大切です。
2. トイレ環境の見直し
トイレが清潔で快適な状況になっているかどうか確認しましょう。
猫はとても繊細なので、猫ちゃんによってはトイレが汚れているだけで他の場所でおしっこをしてしまうことがあります。そのため、日々の清掃と定期的な砂の交換をすることが大事です。
また、トイレの場所を変えるだけで問題が解決することもあります。静かで落ち着いた場所に設置し、猫が安心して使用できる環境を整えることも大切です。
3. ストレスの軽減
猫にとってストレスとなる要因を減らすこともとても重要です。
例えば、引っ越しや新しいペットの迎え入れなど、環境の変化があった場合、猫ちゃんが新しい環境に慣じめるようにサポートしてあげることが必要です。
フェリウェイなどのフェロモン製品を使うことも、猫のリラックスを助ける手段の一つです。
まとめ
猫がトイレ以外でおしっこをする理由は、健康問題、ストレス、マーキング行為、またはトイレの好みなど、多岐にわたります。
飼い主として最も大切なのは、猫ちゃんの行動に早く気付き、適切な対処をすることです。健康問題が疑われる場合は早めに獣医師に相談し、原因が健康にない場合は。トイレ環境の見直しやストレスをできるだけ減らすことで、猫が快適に過ごせる環境を早めに整えることが大切です。
適切な対応をすることで、猫のストレスも軽減し、飼い主との信頼関係がさらに深まることでしょう。
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