- 猫をケージ飼いする際のメリットとデメリット
- 猫がケージに慣れるためのステップとアドバイス
- 猫のケージ飼いを快適にするための工夫とおすすめアイテム
猫を飼う際に、「ケージ飼い」を導入するかどうかは飼い主の方にとっては結構悩む点ですよね。
猫は自由を好む生き物であり、閉じられた空間に抵抗を感じることも少なくありません。しかし、ケージ飼いには安全性や管理のしやすさといった利点もたくさんあり、状況に応じて上手に取り入れることで、猫にとっても快適な生活環境を整えることもできます。
この記事では、猫のケージ飼いについてのメリット・デメリット、猫がケージに慣れるためのコツやさらに飼い主としての経験を元にした実践的なアドバイスをお伝えします。
猫のケージ飼いのメリット

猫の安全性を確保できる
ケージ飼いの一番のメリットは、猫の安全を守れることです。
子猫や病気中の猫、または多頭飼いの家庭では、ケージ内で一時的に猫を隔離してやることで怪我や事故のリスクを減らすことができます。
また、新しい環境に慣れるまでの期間や、危険な家具や家電のある部屋で一時的に猫をケージに入れておくことは、安全を保つためには有効な手段となります。
そして災害の多い日本では、災害時にケージがシェルター代わりになってくれることもあるので、猫が危険を感じたときは逃げ込む場所としても役立ちます。
飼い主にとっての管理が容易になる
ケージ飼いをすることで、飼い主が猫の行動を管理しやすくなります。
夜間や外出中に猫が家具を引っ掻いたり、物を壊したりするリスクを抑えることができます。特に食べてはいけない物を口に入れてしまいやすい猫の場合、ケージに入れておくことで、目の届かないときの誤飲の危険性を減らすことができます。
またケージの中で過ごす時間を決めて、猫の生活リズムを整えることも可能です。子猫の場合、ケージ飼いでトイレトレーニングや食事管理もしやすくなります。
猫にとっての安心感
意外に思われるかもしれませんが、猫にとってケージは安心できるスペースになることがあります。
静かに過ごせる安全な場所として認識している場合、ケージ内でのんびりとリラックスすることも多いです。特に外の音や環境の変化に敏感な猫にとっては、ケージが避難場所として機能することがあります。

ジジも一人で静かにすごしたいときは、ケージの中で過ごすのが好きだニャン!
猫のケージ飼いのデメリット

猫の自由が制限される
猫は基本的に自由を好む動物です。
そのため、ケージに長時間閉じ込められるとストレスを感じやすくなる傾向があります。十分な運動や遊びの時間を確保しないままケージ飼いを続けると、猫の体調や行動に悪影響が出る可能性もあります。
慣れるまでに時間がかかることがある
猫によっては、ケージに慣れるまで時間がかかることがあります。
とりわけ成猫は、急に狭い空間に入れられると不安や恐怖を感じることがあります。そのため、ケージを使う際には、徐々に猫を慣れさせるプロセスが重要です。また猫の飼い始めで、後々ケージを使おうと考えている場合には、家に来た段階からケージの環境に慣れさせておくのがベターです。
スペースの制限
ケージ内は当然ながらスペースが限られているので、猫が十分に体を伸ばしたり、上下運動をするのが難しくなります。ケージのサイズ選びやレイアウトには、猫の活動量や年齢などを考慮することが大切です。
猫がケージ飼いに慣れるためのステップ
少しずつ慣れさせる
猫が突然ケージに閉じ込められると、パニックになってしまうことがあります。
そのため、まずはケージを開けた状態で置き、猫が自由に出入りできるようにして、徐々に慣れさせましょう。最初は短時間だけドアを閉めてみて、少しずつその時間を延ばしていきます。
猫がケージの中で落ち着いて過ごせるようになるまで、無理をせずゆっくり進めることが大切です。
快適な環境を整える
ケージ内を猫が快適に感じられるように整えることも重要です。
柔らかいクッションや毛布を敷いたり、お気に入りのおもちゃを入れることで、ケージが猫にとってリラックスできる場所だと感じてくれるようになります。猫の匂いが付いた毛布を置くと、さらに安心感が増すでしょう。
ポジティブな関連付けをする
ケージ内で過ごすことをポジティブな経験として猫に覚えてもらうために、ご飯の時間やおやつをケージ内で与えると良いでしょう。また、ケージの中でリラックスできる時間を多く確保して、ケージが安心できる場所であると猫に覚えてもらうことが大切です。
猫が快適に過ごすためのおすすめケージ飼いアイテム

キャットタワー付きケージ
ケージ内でも上下運動ができるキャットタワー付きのケージは、特に運動量の多い猫におすすめです。限られたスペースでも十分に活動できるので、猫がストレスを感じにくくなります。
自動給水器・給餌器
ケージ飼いをする際には、猫が常に新鮮な水と食べ物を得られる環境を整えることが重要です。自動給水器や給餌器を使用することで、長時間ケージにいる場合でも、猫が快適に過ごせるようになります。
↓おすすめの自動給餌器は下記記事でまとめております。
ケージ用の寝床やクッション
ケージの中でも快適に過ごせるよう、柔らかいクッションやベッドを用意してあげましょう。洗えるタイプのものを選ぶと、清潔さを保ちながら長く使用することができます。
ケージ飼いにおける注意点とまとめ
猫のケージ飼いには、飼い主の方と猫の両方にメリット、デメリットがありますが、重要なのは猫の個性や性格に合わせて柔軟にケージ飼いを取り入れることです。
無理強いをせず、少しずつケージに慣れさせることが成功のカギになります。猫が快適に過ごせるケージの環境を整え、適切なアイテムを揃えることで、猫にとっても安心できる居場所になります。ぜひ、この記事を参考にして、猫との生活をより快適なものにしてください。
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