猫を飼いたいと考えているけど、「長毛猫と短毛猫どちらも魅力的でどちらを飼えばいいか選べない!」と悩んでいませんか?
この記事では、長毛猫と短毛猫の特徴、手入れの手間、性格、健康面などを徹底比較しているので、どちらの猫ちゃんがあなたにとってベストか選ぶ参考の手助けにして下さい。
長毛猫の特徴
外見と手入れについて
長毛猫は美しく長い毛が特徴です。毛の長さや質感は品種によって異なりますが、一般的にふわふわとした柔らかい毛をまとっています。
長毛猫は毛繕いによって毛が絡まりやすく、毛玉もできやすいので、手入れは日に最低でも1回はブラッシングする必要があります。(個人的には朝晩の最低2回はブラッシングはした方がいいと思います。)
また、季節の変わり目には抜け毛がどっと増えるので、特に注意が必要です。
性格
長毛猫は一般的におっとりしており飼い主になつきやすい性格を持っていると言われています。
我が家の長毛種のノルウェージャンフォレストキャットにしても、飼い主に対して非常に忠実で(まるで犬のよう)、飼い主の後ばかり追ってきてはいつも近くに寄ってきてゴローンとくつろいでいます。
品種によっては膝の上でくつろぐのが好きな猫も多いようです。また長毛猫は短毛猫と比較するとドタバタ走り回ったりすることは少なく、比較的静かにのんびりと過ごすことを好む傾向があります。
健康面
長毛猫は毛が長いがゆえに、短毛猫より毛に関する体の問題が生じやすい傾向にあります。
例えば毛玉が便として排泄されずお腹に詰ってしまい、吐いてしまうという毛球症の症状が出たり、それが原因で消化器系の問題を引き起こすことがあります。
また、皮膚のトラブルも短毛種に比べると発生しやすく、定期的なシャンプーや皮膚のチェックが必要となってきます。さらに、長毛猫は耳の中に毛が生えやすく汚くなりやすいので、耳の掃除も定期的に必要だと言われています。
短毛猫の特徴
外見と手入れ
短毛猫はその短い毛が特徴で、手入れが比較的簡単です。
毛繕いによって毛が絡まることもあまりなく、毛玉もできにくいため、週に1〜2回のブラッシングでも十分です。一般的には抜け毛の量が少なく、掃除の手間もかからない傾向にあります(家の猫はかなり抜けるので掃除とブラッシングは欠かせません)。短毛猫の毛は滑らかで光沢があり、触り心地が良いです。
性格
短毛猫は一般的に活発で、走り回ったりする遊びが好きな性格を持っている子が多いと言われています。
我が家で飼っている短毛猫にしても、おもちゃや紐を振り回してやると凄く楽しそうに追い掛け回して遊びます。(ちなみにおもちゃで遊ぶのが3度のごはんより大好きな性格をしてます。)
また短毛猫は好奇心が旺盛で、新しい環境や人に対しても比較的早く慣れることが多いと言われています。猫とおもちゃを使ってアグレッシブに遊びたい方には短毛猫の方が合っているかもしれません。
健康面
短毛猫は毛が短く毛玉が発生しにくいので、長毛猫と比べると毛が原因で引き起こされる消化器系のトラブルは少ないです。
しかし、他の健康問題については注意が必要です。例えば、短毛猫は皮膚のトラブルが少ない一方で、肥満や歯の問題が発生しやすいことがあります。その為定期的な健康チェックや適切な食事管理は欠かすことができません。
ライフスタイルに合った猫の選び方
時間と手間
毛並みの状態を綺麗に保つために長毛猫は毎日のブラッシングが必要となるので、短毛猫に比べるとどうしても手間がかかってしまいます。
その為忙しいライフスタイルを送っている方には、手入れの簡単な短毛猫が適しているかもしれません。短毛猫は週に1〜2回のブラッシングでも十分です。
長毛猫を飼おうと思う場合には、手入れに時間をかけられるかどうかを考慮しましょう。
アレルギー体質かどうか
アレルギー体質の方の場合は猫の毛や皮膚のフケがアレルギーの原因になることがあります。
長毛猫は毛が多いため、アレルギー反応が出やすい場合があります。アレルギーが心配な方は、短毛猫であってもできるだけ毛の短い種類の猫ちゃんを選ぶと良いでしょう。
またアレルギー対策として、定期的な掃除や空気清浄機を利用することでアレルギー症状を緩和することができるでしょう。
家族構成
家族に子供や他のペットがいる場合、それぞれの性格や相性を考慮する必要があります。
長毛猫は一般的に穏やかでのんびりした性格が多いですが、短毛猫は活発で遊び好きなことが多いです。子供や他のペットとの相性を確認し、家族全員が快適に過ごせる猫ちゃんを選びましょう。
住環境
住んでいる環境も猫の選び方に影響します。
猫ちゃんが自由に動き回る場所があまりない場合は、活発な短毛猫はストレスを感じる可能性があるので、比較的性格の穏やかな長毛猫を選択するのがいいかもしれません。
一方、遊びまわれるような空間を十分に確保できる場合は、活発な短毛猫でもストレスなく自由に遊ぶことができるので短毛猫でも問題は起こりづらいでしょう。
経済的な面
長毛猫は硬い毛玉ができてしまったり、お腹が緩いときは排便時などで毛に汚れが残ってしまうこともあるのでトリミングをする必要がある場合があります。その為、自分で解決できないときはプロに頼むことになってしまうので、短毛猫に比べると費用が掛かってしまうことがあります。
逆に短毛猫は毛玉ができたり、汚れが残ってしまうことがあまりないので、そういった面では費用が掛かることは少ないです。
実際の飼い主の声
長毛猫と短毛猫を実際に飼っている人の体験談や意見を紹介します。
長毛猫の飼い主の声
- 毎日のブラッシングが大変ですが、その分ふわふわの毛を触るのが楽しみです。愛情深くて、いつも膝の上でくつろいでいます。
- 毛玉の問題が時々ありますが、定期的な手入れで解決できます。穏やかな性格で、家族全員に愛されています。
- 長毛猫の美しい毛並みが大好きです。手入れは少し手間ですが、その分絆が深まる感じがします。
- 毛が抜ける季節は掃除が大変ですが、それ以外は特に問題ありません。とても優しくて、癒されます。
- 長毛猫は見た目が豪華で、友人たちにも好評です。手入れの時間も楽しみの一つになっています。
短毛猫の飼い主の声
- 手入れが簡単で、忙しい日常でも問題なく飼えます。活発で遊び好きなので、一緒に遊ぶ時間が楽しいです。
- 毛猫はアレルギーが出にくいと感じます。子供たちとも仲良く遊んでくれて、家族全員が喜んでいます。
- 短毛猫の滑らかな毛並みが好きです。手入れが楽で、掃除の手間も少ないので助かります。
- 活発で好奇心旺盛な性格が魅力です。新しいおもちゃを見つけるとすぐに興味を示してくれます。
- 短毛猫は健康管理がしやすいです。毛玉の心配が少なく、定期的な健康チェックだけで十分です。
まとめ
長毛猫と短毛猫のどちらを選べばいいかは、あなたのライフスタイルや好みによって異なります。
長毛猫は美しい毛並みと穏やかな性格が魅力で一緒にゆったり過ごしたい方には向いていますが、手入れに時間と手間がかかる傾向にあります。一方、短毛猫は手入れにあまり時間がかかることはなく性格は活発なので、忙しいライフスタイルの方やアレルギーが心配な方に適しています。
どちらの猫もそれぞれの魅力があり、飼い主との絆を深める素晴らしいパートナーとなります。この記事を参考にして、あなたに最適な猫を見つけてください。
FAQ
Q1: 長毛猫の手入れにはどれくらいの時間がかかりますか?
A1: 長毛猫の手入れには、毎日10〜15分程度のブラッシングが必要です。特にお腹、脇、股の部分など伏せたときに隠れる部分は放っておくと毛玉ができやすいので注意してブラッシングを行いましょう。
Q2: 短毛猫はアレルギーが出にくいですか?
A2: 短毛猫は長毛猫に比べてアレルギー反応が出にくい傾向にあります。ただし、アレルギーの原因は個人差があるので、心配な方は猫ちゃんを飼う前にアレルギー検査を受けることをおすすめします。
Q3: 長毛猫と短毛猫の寿命に違いはありますか?
A3: 毛の長さによる違いで寿命に大きな違いはないと言われています。どちらも適切な健康管理と食事を提供することで、健康に長生きすることができます。
Q4: 長毛猫の毛玉対策にはどんな方法がありますか?
A4: 長毛猫の毛玉対策には、毎日のブラッシングが効果的です。また、毛玉防止のための特別なキャットフードやサプリメントもあるので活用してみるのも手です。また定期的なシャンプーも毛玉防止に役立ちます。
Q5: 短毛猫の遊び方にはどんなものがありますか?
A5: 短毛猫は活発で遊び好きな猫ちゃんが多いため、キャットタワーやおもちゃ、レーザーポインターなどで遊ぶのが好きです。同じおもちゃだと割と飽きやすいのでいくつかの種類のおもちゃを用意しておくと、飽きずによく遊んでくれると思います。